
ジャン・プルーヴェを代表する椅子の一つであるスタンダード・チェアはナンシー大学都市のコンペがきっかけで、木材とメタルの組み合わせを積極的にデザインに取入れました。1930年代から50年代にかけて、この特徴的なフォルムを持った椅子を様々なヴァリエーションをもって展開していきました。その中でもスタンダード・チェアは、最もシンプルな構造をもつものであり、プルーヴェの構造哲学を知ることができます。この椅子は背と座がプライウッドで、椅子に求められる力学を過不足なく表現したという意味でまさにスタンダードチェアです。また、この椅子は、多くのデザイナーに影響を与えてきた1脚でもあります。
designer Jean Prouve
bland Vitra
size W43.5xD49xH81.5/SH48cm